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大船観音のあるJR大船駅は、東海道本線・横須賀線・根岸線・湘南モノレールが乗り入れています。その昔大船のドリームランド行きのモノレールが乗り入れていたこともありました。駅ホームは砂押川を境に鎌倉市と横浜市にホームがまたがっている珍しい駅です。2011年10月29日に大船駅西口にベデストリアンデッキ(歩道橋)が完成し、観音様を見ながら快適に線路をわたることが出来るようになりました。ただし、大船観音へはこの歩道橋は使わず、西口の階段を下りて目の前の橋を渡り、県道402号線の歩道を渡ると右手に「大船観音入り口」の看板、そこを左に折れ、突き当りを左に折れると右手に、大船観音寺の参道の石柱で入り口がわかります。ここから山門までは坂になっています。
大船観音寺は、大本山總持寺の直末寺で、本尊は、聖観世音菩薩を祀っています。昭和2年2月、金子堅太郎氏、頭山満氏、清浦圭吾氏、浜地天松氏、花田半助氏らが集い、昭和4年(1929)に建立工事が始められましたが地形の関係から計画をしていた立像から現在のような胸像に変更されました。途中、世界恐慌などあり工事が中断しましたが後に修仏工事が進められ昭和35年4月28日に落慶式が行われています。大船観音寺は、昭和56年11月20日神奈川県より寺院と認められ現在に至っております。
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宗派 |
曹洞宗 |
山号 |
仏海山 (ぶっかいさん) |
寺号 |
大船観音寺 (おおふなかんのんじ) |
創建 |
昭和五十六年(1981) |
開山 |
大本山総持寺貫首 乙川瑾瑛 |
開基 |
岩本勝俊 |
本尊 |
聖観音菩薩 |
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寺宝 |
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みどころ・・・・・
大船観音は、高台に位置するため、車窓からもまた意外な場所からも観音様を目にすることがあります。観音様設立に携わった方々がこの地を選ばれたことの意味が判るような気がします。
大船観音寺によると大船観音は、三十三観音の一つで白虚尊菩薩・服白衣観音・白衣観自在母とも称され、諸観音の母であるともいわれることから、息災除病の仏子宝を授け、安産を成し、子供の無病成長を願う人々がお参りされているという。
三十三観音を知りたい・・・
山門から照真閣、主に法要の場で北村声望作の聖観音が祀られています。絶海庵は、本山總持寺独住第19世絶海勝俊禅師が建てられたことから呼称される建物で、住職の居室と客間となっています。
階段を昇ると慈光堂があります。日曜参禅会や祈祷法要の場となっています。この建物には、正月三が日だけご開帳している平安後期(藤原時代)の一木造の聖観音立像が祀られています。
さらに進むといよいよ観音様のある広場にでます。今まで遠くで見ていた観音様の胸像が目の前です。その周囲は小道になっていてぐるりと一周出来ます。お顔を見上げながら歩いてみると、色々な表情に見えます。また日の差し方によっても変わります。いずれにしても魅力的なことには変わりありません。
観音様は、真後ろから体内に入ることが出来ます。大船観音が今日に至るまでの過程が写真や説明文・レプリカなどで判るようになっています。「自由の女神」の体内に入られたことがある方は小規模ながら制作過程など思い出されるでしょう。奥に進むと観音様が安置され体内でお参りできるようになっています。
外へ出て 境内には、休憩するところがところどころあり、そこからは大船の駅周辺などの景色が見られます。また桜の季節には観音様の雰囲気も一段と良くなります。大船観音最中も結構いけます。
直線の階段の少しせり出した高台に鐘楼堂があり、この寺の特徴の一つになっています。
境内には「原爆の火の塔」があり、広島に投下された原爆の炎を、未来永劫の平和のシンボルとして、今も見ることが出来ます。
今年で14回目となる「2012年第14回ゆめ観音アジアフェスティバルin大船」は9月8日(土)の予定です。
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住所 |
鎌倉市岡本1-5-3
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電話 |
0467-43-1561 |
交通 |
JR大船駅西口より徒歩5分 |
拝観時間 |
9時~17時(11月から1月は16時半) |
拝観料 |
大人300円 子供100円 幼児無料 |
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上記、時間や金額は変更・改定があります。 |
HP |
http://www.oofuna-kannon.jp/ |
地図 |
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小説に書かれた大船観音寺
江戸川乱歩 「灰色の巨人」
怪人二十面相一味の隠れ家として書かれた。 |
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主な行事
1月1日 新春祈祷 観音様体内
2月1日 節分追儺会(豆まき) 境内
5月18日 観音五月大祭
座禅会・茶会湯会・「ゆめ観音アジアフェスティバルin大船」
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