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妙法寺
(りょうごんざん みょうほうじ)

「松葉ヶ谷の法難」

日蓮宗   楞厳山妙法寺    創建  建長五年(1253年)   開山 日蓮上人(日叡上人)

本尊  一塔両尊四師

かまくら子ども風土記(上巻)P134〜P135
  妙法寺 
    安国論寺の前から、住宅地の建ち並ぶ中を北へ少し入ると、楞厳山という山号の妙本寺があります。このあたりを松葉ガ谷といいます。昔は的場(弓のけいこ場)があったので、的場ガ谷と呼んでいましたが、日蓮上人がここに草庵を結び、松が多いところから、的場ガ谷を松葉ガ谷と呼び改めたのだといわれ松葉ガ谷の法難の地と伝えられています。
  護良親王の息子の楞厳丸が、父の悲壮な最期を悲しみ、ここに父の菩提を弔ったので楞厳丸の名をとって山号にしました。
  本堂は文政年間(1818年〜1830年)肥後藩主細川家によって建てられ、天井の見事な花の絵で知られています。
  法華堂は水戸家の建立といわれ、日叡上人の作といわれる厄除祖師像が安置されています。
  また、この寺は苔寺と呼ばれており、本堂奥の仁王門をくぐると正面に苔の石段があります。
         

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