大般若経転読護摩法会


大般若経転読護摩法会

青蓮寺
2013.01.21

取材許可により撮影しております。

本尊鎖弘法大師(国重要文化財)のある鎖大師 青蓮寺は、高野山真言宗準別格本山 飯盛山仁王院青蓮寺といい鎌倉手広に位置します。

平成25年1月21日は『初大師 大般若経六百巻転読護摩法会』。青蓮寺第64世住職服部全弘僧正様によるご法話が13時から、法会はそのあと14時から行われました。

今月21日は「初大師」の日、ご本尊鎖弘法大師のご開帳もあってか遠方から『大般若経六百巻転読護摩法会』への参拝者も聞かれる。堂内では青蓮寺ほか近隣寺院の僧侶12名も集い転読による経が唱えられました。普段のお堂では見れない動きのある光景が広がっていました。転読は経典各巻ごとに僧侶が両手で扇のように広げて読誦することを言います。

お経の最後に読まれる「般若経第578巻般若理趣分」という経典は堂内を僧侶が周り、転読のときに起こる風を参拝者の身体に授け、それをありがたくいただく参拝者の姿が見られました。

同時に、内陣において護摩木が焚かれ、お守り札や各自の持ち物などを炎にかざす祈祷が厳かに行われている。護摩木を焚いてお大師様に祈るご加持は炎が揺らぎ転読の風に乗って堂内に漂い参加の皆さんに万遍なく行き渡る様子が感じられました。

ご法話は、ご檀家の皆様と歩んだ青蓮寺ご住職の在任期間約50年を振り返りその間の出来事を話され「何事も目標を持って行動していれば周りの人たちも次第に理解を示し協力も得られ、無理であろうと思っていた難題も幾度となく解決でき今日がある」と感謝のお言葉で結ばれました。
 

今回も、鎖大師青蓮寺様には特別に取材許可をいただき「大般若経転読護摩法会」を取材し皆様に青蓮寺様の行事の荘厳さをお伝えできたと思います。
これからは境内の梅や季節ごとのお花も綺麗ですお参りに尋ねられたらいかがでしょう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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