市街中心部 大町 材木座エリア 順路 補陀洛寺

九品寺
(くほんじ)

浄土宗   内裏山霊獄院九品寺    開山  風航順西

阿弥陀如来

かまくら子ども風土記(上巻)P180
  九品寺   
     向福寺前の道路を海岸に向かって進むと、バス通りが三差路になった所に出ます。
海寄りの角にある寺が霊嶽院九品寺です。また、その手前を左に折れて少し入ると補陀洛寺があります。
  九品寺は浄土宗で、山号を内裏山といい、開基は新田義貞と伝えています。元弘三年(1333年)新田義貞は北条を討つために鎌倉に下がったとき、この場所に陣をつくりました。北条氏が滅びた後、義貞は戦死者の霊を慰めるために延元二年(1336年)ここに九品寺を建て、義貞が常々尊敬していた風航順西和尚を京都から呼んで開山とし、戦死者の霊を厚く弔ったといいます。山門と本堂にそれぞれ掲げられた額「内裏山」「九品寺」の文字は新田義貞の筆といっています。国宝館に寄託してある鎌倉時代の薬師如来石造は永仁四年(1296年)の年号のある美しい石仏として知られています。
 
 
         

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