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八雲神社

かまくら子ども風土記(中巻)P30
八雲神社
   十王堂橋から横須賀線の方へ行き、北鎌倉駅のはずれで大船寄りの線路を渡って少し進むと、山中に八雲神社があります。山ノ内の鎮守で、もとは牛頭天王社といいました。祭神は須佐之男命です。言い伝えによると、文明年間(1469年〜1487年)ここを治めていた上杉氏が山ノ内と扇ガ谷の二派に分かれて争っていたとき、山ノ内上杉氏が武運長久を祈り、疫病が流行しないことを願って、京都祇園の八坂神社をこの地にうつして八雲神社としたのだといわれています。
   祭りは、毎年七月十五日から七月二十二日までです。以前はりっぱな行列がでるので知られていましたが、交通上の問題から一時途絶えたこともありましたが、最近また復活しました。
   行列には、天保十一年(1840年)に作られた古いお面をつけた女二人・男五人が出て、古い衣装をつけます。境内には寛文五年(1665年)の銘をもつ庚申塔があり、鎌倉では一番古く、また大きいので知られています。

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