円覚寺エリア 順路 東慶寺

浄智寺
(きんぽうざん じょうちじ)

鎌倉五山第四位

臨済宗円覚寺派   金宝山浄智寺    創建  弘安四年(1281年)    開山  南州宏海  大休正念   兀庵普寧
本尊 三世仏 

かまくら子ども風土記(中巻)P22
浄智寺
  明月院から出て横須賀線の踏み切りを越えて、左側に入ると見える古い寺が
浄明寺です。山号を金峰山といい、弘安六年(1283年)北条時頼の孫の師時
が建てた鎌倉五山の第四位の寺です。
開山は南州宏海で、招待開山が有名な宋僧の兀庵普寧・大休正念の二人です。
以前は大きな寺でしたが、現在では総門・山門(鐘楼)・庫裡・仏殿(曇華殿)だ
けが残され、ゆたかな緑におおわれた境内は国の史跡に指定されています。
  山門は鐘楼をかねためずらしいもので、暦応三年(1340年)の銅鐘がおか
れています。
  仏殿には、室町時代に作られたという三世仏坐像が安置されています。寺伝
によれば、むかって左から阿弥陀・釈迦・弥勒の各如来で、それぞれ過去、現
在、未来を意味するといわれています。
  仏殿の近くにはコウヤマキや白雲木(沙羅双樹といわれている)などがありま
す。
  総門のわきに鎌倉十井の一つ甘露の井があります。甘露といわれたほどです
から、さぞおいしい水だったでしょう。

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