恐山 伽羅陀山菩提寺
(おそれざん きゃらだせんぼだいじ)
 
恐山 地獄と極楽が交わる地蔵霊場
県の 
 恐山は、比叡山・高野山とともに古くから日本
三大霊場です。また東北における地蔵信仰の一大拠点ともいわれています。
 寺伝によれば貞観年間(859〜877)、慈覚大師円仁が東北巡礼の折り、出羽(山形)の立石寺に次いでこの山を開き、地蔵菩薩像を刻んで安置したのが開山の始まりといわれる。以来、恐山金剛寺と及び天台行者の道場として栄えて来ました。その後、享禄三年(1530)、むつ市
田名部の円通寺の開基聚覚が堂宇を再建し寺号を釜臥山菩提寺と改め、永禄年間1558〜
1570)、八戸の領主南部政栄が諸堂の修築を行ったといわれています。
 昔からこの地方では死者の集まる山とされていた。境内には賽の河原・血の池地獄・無間地獄などがつづき、石仏や石積みの小山や卒塔婆などが散在して、いかにも霊場といった雰囲気が漂っている。
所在地: 青森県むつ市田名部字宇曽利山3−2
TEL: 0175−22−3825
 

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