建長寺エリア 順路 妙高院

建長寺
(こふくさん けんちょう こうこくぜんじ)

鎌倉五山第一位

臨済宗 建長寺派   巨福山 建長興国禅寺   創建  建長五年(1253年)    開山 蘭渓道隆(大覚禅師)

本尊 地蔵菩薩

鐘楼 

梵鐘 鐘楼 物部重光鋳造品  鎌倉三名鐘 国宝
             
  かまくら子ども風土記(中巻)P13〜P14    
  建長寺のつり鐘     
  三(山)門の右側に大きなつり鐘あります。この鐘は建長七年(1255年)に、北条時頼の寄進でできたもので、大きさは円覚寺のつり鐘にはおよびませんが、その美しさは関東第一といわれ、工芸品としてのできばえからいっても、実に堂々としたりっぱな銅鐘です。このつり鐘は、関東の鋳物師(いもじ)の棟梁であった物部重光という人が作ったものです。物部氏は関東に住んでいて大和権守という位をもらった有名な鋳物師だったのです。重光の作ったつり鐘は、もう一つ埼玉県比企郡の慈光寺という古い寺に残っていて両方とも国宝になりました。今でも暮れ六つ(午後六時)このつり鐘をつきます。除夜の鐘がここから全国に放送され、七百年の昔をしのばせてくれたこともありました。なお、重光のほか物部氏の李重は長谷寺の鐘を作っていますが、いずれもりっぱなものです。   

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