主催 (公社)鎌倉市観光協会様、第55回鎌倉薪能、事前配布リーフレットより案内文をそのまま引用しています。
『秋の恒例行事、鎌倉薪能は今年で五十五回目を迎えます。
鎌倉薪能は1959年(第一回目)より半世紀以上続いており、発祥と言われる奈良・京都に次ぐ長い歴史があります。鎌倉宮の杜に囲まれた特設舞台は、独特な雰囲気を醸し出し、能楽界を代表する超一流の方々のご出演により神事能として高い評価を得ています。
舞台と観客の皆さまの一体感が増し、臨場感あふれる座席数800席の会場で開催いたします。野外能ならではの魅力あふれる鎌倉薪能。本年も充実した内容で開催いたします。
鎌倉宮にて虫の音・月の光・そよぐ風を感じながら、能は金春流・喜多流による【高砂】狂言は和泉流【蝸牛】と見応えのある演目をお楽しみいただけます。出演者:金春流第八十世宗家金春安明師をはじめ錚々たる方々。
更に今回の狂言は和泉流人間国宝野村万作師に両日ご出演頂きます。
【能 高砂(たかさご)】
時代は醍醐天皇の御世の延喜年間のこと、九州阿蘇神社の神主友成(ともなり)は、都見物の途中、従者を連れて播磨国(現在の兵庫県)の名所高砂の浦に立ち寄ります。
友成が里人を待っているところに、清らかな佇まいの一組の老夫婦が現れ、高砂の松について問いかける友成に、この松こそ高砂の松であり、遠い住吉の地にある住の江の松と合わせて「相生(あいおい)の松」と呼ばれている謂われを教えるなど松の由緒を語ります。そして老夫婦は、友成に、自分たちは高砂と住吉の「相生の松」の化身であることを告げると、住吉での再会を約束し小船に乗り沖へと姿を消して行きます。
友成の一行は、老夫婦の後を追って、月の出とともに小舟に乗り、高砂の浦から住吉へ向かいます。住吉の岸に着くと、住吉明神が姿を現し、まさに神々しく舞い、万民の長寿を寿ぎ、平安な世を祝福します。
高砂は、世阿弥によって作られた名曲で、室町時代から現在に至るまで、能の代表的な祝言曲として、広く人々に親しまれてきた作品です。寿ぎ、祝いいといっためでたさとどこまでも明るく、崇高で清らかな雰囲気に満ちていて五感で楽しめる能です。
【狂言 蝸牛(かぎゅう)】
太郎冠者(シテ)は、主人から祖父の長寿の薬となるという蝸牛(かたつむり)を取りにいくことを命じられるが、太郎冠者は蝸牛がどんなものか実際に見たことがない。
主人からは大まかな特徴わ教わったものの、それがどんなものかわからない。
その後、山伏が藪の中で寝ているところを太郎冠者と出会い、太郎冠者がが蝸牛を求めていながら実物を知らないことをいいことに、自分がその蝸牛だといって太郎冠者をだます。だまされていることを知らない太郎冠者は、山伏からさんざんからかわれ、最後は主人も交えて山伏の踊りに乗せられて・・・。
「蝸牛」は狂言の中でも祝祭性にあふれており、理屈抜きにて楽しめる作品です。』 |
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第55回 鎌倉薪能 第一日能組(11日) |
喜多流 能 【高砂】 |
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シテ・ 香川 靖嗣 ツレ・佐々木 多門 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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ツレ・佐々木 多門 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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シテ・ 香川 靖嗣 |
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狂言 【 蝸牛】 |
(11日・12日) |
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シテ・ 太郎冠者 野村万作 アド・山伏 深田 博治 |
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シテ・ 太郎冠者 野村万作 アド・山伏 深田 博治 |
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シテ・ 太郎冠者 野村万作 アド・山伏 深田 博治 |
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シテ・ 太郎冠者 野村万作 アド・ 主人 岡 聡史(12日) アド・山伏 深田 博治 |
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第55回 鎌倉薪能 第二日能組 (12日) |
金春流 能 【高砂】 |
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シテ・金春 安明 ツレ・金春 憲和 |
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シテ・金春 安明 ツレ・金春 憲和 |
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シテ・金春 安明 ツレ・金春 憲和 |
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シテ・金春 安明 ツレ・金春 憲和 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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シテ・金春 安明 |
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今回、取材にあたり(公社)鎌倉観光協会様(公社)能楽協会様より撮影およびWEB掲載許可を頂き、開示要綱遵守し皆様にご紹介しております。
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2014年第56回鎌倉薪能
主催鎌倉市観光協会

2014年第56回鎌倉薪能は、10月10日(金)・11日(土)
開場・午後4時 開演・午後5時 (雨天中止)
会場・鎌倉宮境内(鎌倉市二階堂154)
チケットのお申し込みは 申し込み専用電話(9:00〜16:00)
TEL 0467-23-3545(オペーレーター予約)
お問い合わせ (公社)鎌倉市観光協会 TEL 0467-23-3050 |