鍛冶始


祈年祭
社務所前 宮司を待つ神職 舞を舞う巫女の衣装
鶴岡八幡宮
2007.02.17

古くは「としごいのまつり」と訓(よ)みました。「とし」とは「稔り(みのり)」の意味で、
春のはじめにあたってその年の五穀豊穣を祈るお祭がこの「祈年祭」です。今日
では商工業も含めすべての産業の発展、国家と皆様の繁栄を祈るお祭であり、
毎年2月17日に斎行されます。
古くはこの祈年祭に際し、朝廷から全国の神社に幣帛(へいはく)が頒布されてい
ました。今日でも、この日は皇居の宮中三殿においても祭儀が行われ天皇陛下が
御親拝なされるのをはじめ、全国各地の神社で祈年祭が齋行されます。
なおこの祈年祭に対応する秋の収穫を祝うお祭が11月の「新嘗祭」ということにな
りますが、農耕民族であった日本人の精神性の源に通じる「祈年祭」と「新嘗祭」は
、年に一度の「例祭」と並んで、特に重要な神事とされています。
(鶴岡八幡宮祭りの意味より)

戻る 次へ

(C) Copyright Ricky Aoyagi 1998-2007. All Right Reserved.